2018年3月11日

0,8mm


昇降盤用のチップソーは、通常刃厚3mm、薄くても2mm程度。
今回故あって、道具屋さんに一番薄いチップソーの相談をすると
建具の組子用が刃厚0,8mmだという。

ホビー用丸ノコの刃で0,5mmは見た事があるが、本職用でまさか
こんな薄い刃があるとは意外だ。
必要に迫られていた上、好奇心も手伝って一枚購入した。

家具職と建具職、木工同士すぐ隣にある仕事なのに、ノウハウも
使う道具も結構異なったりする。




2018年2月23日

シナ収納一式


葉山カスパールに続いて、建築家 根岸正典さんの設計した新築住宅に
収納家具一式を製作しました。

リビングに4,9m × 1,4mのTV台・本棚を、洗面所には栗材天板を使用した洗面台、
玄関に1,6m × 0,9m の下駄箱を取付けました。



家具のつまみと洗面台の手水鉢は、陶芸家であるクライアントの製作です。









北東2面の抜けた、気持ちいい高台に建つ今回の建物。
陶芸家と彫刻家夫婦のアトリエを兼ねた住居、2人の選んだ
建物の外壁色のテーマは 「さつまいも」!
隣を見ると、苦笑いした設計者が立っていました。



建築設計「根岸正典・計画工房」
神奈川県藤沢市川名2-1-2-4F
0466-27-0432







2018年2月13日

ミニチュア


テーブルや椅子など脚もの家具を製作する場合、だいたいの場合
プロポーション検討用に1/5の模型を作ります。
クライアントとの打ち合わせ時、図面やスケッチではなかなか
判らない・伝わらない雰囲気などが検討しやすくなります。

・・・なんて云いながら、実はこれを作っているときが
一番楽しいのだ。




2018年1月30日

2018 だるま市


今年も工房近くのだるま市へ出かけました。
普段は歩いている人も少ない街なのに、両脇にテキ屋の並ぶ狭い参道は
人いきれでごった返し。
片田舎で開催されるゆえ、昔ながらの縁日そのままの雰囲気。
人の波をかき分けかき分けたどり着いた不動尊の境内では、一年のお役目を終えた
だるまが山になっています。

あんな顔、こんな顔。
どんな願いが叶ったんだろう。

今年も一年おきばりやっせ。新しいだるまを抱えて帰路につきました。





2018年1月10日

ハイバックチェア張り替え


寒中お見舞い申し上げます。
昨年末からのハイバックチェアの張り替えが完了しました。
柄合わせ無しでお客さまが選ばれた裂地での張り替えですが、
ハッと目をひかれる華やかな椅子に仕上がったと思います。

今回のような張りぐるみの椅子の張り替えは久しぶりで、クッション材
の補充やダブルパイピング(二本玉縁)の縫製など勘所を思い出しながらの
作業でした。
それでもキャリアをスタートさせた頃から好きだった古い椅子の張替え。

作業を進めるのは非常に楽しい時間でした。




2017年12月27日

年仕舞い



2017年の野郎も、もうあと数日の命だぜ。
年の瀬も押し迫り、椅子の張り替えが続いています。
次はハイバックチェアですが、椅子の中から1973 NY のメモが出てきました。
木部の見事な細工、経年の風格。立派なヴィンテージチェアです。

そういえばもう時効ですが、昔、自分も張り替えるソファーの中に日付と
当時所属していた会社名を書いたりした事があります。
あのソファーもそろそろ張り替えの時期。今ごろどうしてんだろ。
そんな事も考えます。


今年は12月28日まで営業いたします。新年は1月6日より営業いたします。
皆様、今年一年もありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。




2017年12月2日

張り上がり



J.L. Møllerのチーク椅子が張り上がりました。
不幸にもお客さまの自宅でボヤ騒ぎが起き、無惨な姿になった椅子でした。

木部は水をかぶった跡が残り、煙と煤の臭いが染み込んだ上、
クッションには踏み込んだ消防隊の足跡がくっきり。
火事現場の壮絶な様子が生々しく刻み込まれていました。

部屋内全面修繕のついでに椅子の処分も考えられたそうですが、
海外赴任から戻った時に購入した思い入れの強い椅子とのことで
張替え・修繕をご注文いただきました。

修理はクッションベースもすべてやり直し、木部は全面研磨後、オイルで再塗装。
張替え前は淡い格子柄の裂地でしたが、お客さまの選んだ鮮やかな青色へ張替え。

少し前までは木部の色と裂地を調和させ、椅子をあまり目立たせない注文が
多かったのですが、最近は 今回のような木部と布色の大胆なコントラストを
楽しむ注文も増えて来た気がします。

この椅子も、また再び可愛がってもらえる事でしょう。




さあ、遠慮せずに