うつわ再び
スタンプラリーも行っていましたが、すべてのスタンプを集めた方に抽選でお渡しする景品を製作しました。
ブナ材のうつわです。
画像では小さく見えますが直径13cm、深さ9cmと中型の大きさです。
このうつわ、実は抽選の景品提出前日までなにも用意をしていなかったので、前日までの仕事を終わらせ、あわてて夜中まで木工旋盤で挽いたものです。
寸胴型なので、うつわの内側を削るのにずいぶん苦労しました。
そのおかげか、ごろんとした愛嬌ある形ができたと思います。
今回は仕上げにくるみ油を塗ることにしました。
鬼ぐるみの殻を割ります。銀杏の殻を割るのと同じ要領です。
実を取り出しスリコギでつぶしたあと、
柔らかい布に包み込んで油をうつわに擦りこみます。
「たんぽずり」という作業です。
食器に使うことを考えて挽いたうつわではないのですが、
この仕上げを行うと、口にいれても無害な仕上がりになります。
うつわを作るとき、仕上げにはいまだに答えが出ていません。
食材の汚れが染み込みやすいけれど無害な仕上げにすればいいのか、
ケミカルだけど汚れに非常に強い仕上げにすればいいのか。
家具も同じ問題にぶつかります。
おまけ・・・