2013年2月24日

あれこれと


先日取り寄せた牛革で椅子の補修をおこないました。

横浜・青葉台のBARのカウンター椅子、細い牛革ヒモを網代(あじろ)に編んだ座面が破れたので表面を革で覆うお仕事でした。


クッションを足したりせずに、座面に直接革を貼りつけました。
最初は下地を整えてから革を貼ろうと思ったのですが、あまりつるりとキレイな座面にしたくなかったので、結局荒い下地のまま仕上げました。

お客さんには大変喜んでいただきました。「座面馴染んでBARのお客さん、だれも修理に気がつかないよ!」

・・・・う〜ん。




2013年2月14日

椅子お直し


横浜青葉区 I様より椅子改修のお仕事をいただきました。

児童用座位保持椅子です。

他工房でオーダーメイドで製作したあと、塗装などで細かいトラブルが起き、当工房に持ち込まれました。
お話をうかがったところ塗装の剥離と付属テーブル製作をご希望でしたが、とにかく小回りの効く工房をお探しのようでした。

それならばTERAMOTOの出番ですヨ!と作業に取り掛からせていただきました。

椅子を分解しての剥離です。
剥離はサンダーで塗膜を削りに削り、なんとか終わらせました。

次はテーブル部分製作です。

材料はブナ材。薄板を削り出し、核(サネ)を入れて矧ぎ合わせました。
こうすると薄材も丈夫に矧ぎ合わせられます。


それをくり抜き、落下防止の縁材をとりつけ完成です。


できるだけ早くこの椅子を使用されたい、との事で
大急ぎで作業させていただいたのですが、
仕上がりにも満足されて一安心しました。

納品のときはやはり挙動不審な動きをしたようですが、あまり気にしないでください。
褒められると恥ずかしいです。
よかったね!


無垢材テーブル・家具等製作
家具工房TERAMOTO
                          〒227-0031
                             横浜市青葉区寺家町441
                             tel: 070-5596-0796
                             fax:045-962-4889
                          stratos767@ybb.ne          
 
               
    (作業中は機械の騒音等で電話に出られない事があります。
   可能ならば、まずはメールでお問い合わせください)

       




2013年2月8日

つまみ作り



家具直しのお仕事が続いています。
次は木のつまみを製作することになりました。

引き出しのつまみをひとつ紛失してしまった。との事。
早速サンプル用にひとつ取り外し、
寂しそうですね。

             旋盤で挽きます。

           ツノつきが完成しました。

         そのツノを切り落とせば木部完成です。
にぎやかになりました。

このあと、塗師屋さんに塗装に出し、色味やツヤをあわせてもらったらお仕舞です。

旋盤を挽くときは家具製作とは別の・・・彫刻的な感覚で作業を進めている感じがします。
これがまた、家具作業のいい息抜きになります。




2013年2月5日

ひとつ前へ


工房を立ち上げてから探し続けていた、
椅子張り用の牛革を取引できる革材料屋さんをやっと見つけました。

牛の半頭分。かなり大きいです。
木工と椅子張りの二本柱で家具工房を始めて以来、椅子・ソファー張替えでお客さんに
革もえらんでいただけるようにするのは課題のひとつでした。
しかし数多の材料屋さんが「一見さんおことわり」という雰囲気をもっているのと、あまり表に出ていないのでなかなか探し出せないでいました。


今回様々なタイミングが重なりとんとんと話が進み、
自分でも思わないほど順調に材料屋さんと取引を行うことができました。

革の注文最低ロットは半頭立てなので、ご注文内容によってはやはり割高になりますが、革張りは使い込むと独特の雰囲気が出てきます。

椅子張替えなどご検討の場合は選択のひとつに加えられてはいかがでしょうか。
お気軽にご相談ください。


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無垢材テーブル・家具等製作
家具工房TERAMOTO
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    (作業中は機械の騒音等で電話に出られない事があります。
   可能ならば、まずはメールでお問い合わせください)

       




2013年2月1日

マトリョーシカ


友人の仕事をお手伝いしたら、報酬の一部としてマトリョーシカをいただきました。

元はロシアの民芸品ですが、このマトリョーシカはトルコ土産と聞きました。

自分が民芸品が好きだからでしょうか、友人宅でこれを目にしてからひたすらねだり続けてしまいました。

「欲しい!欲しい!」

「・・・え?」

「美しい。欲しい〜」

「・・・この仕事が無事に済んだらあげるよ・・・」

友人はこのマトリョーシカに全く執心がなかったのか、大きな駄々っ子に手を焼いたのか、快く(?)これを譲り受けました。

我が家にやってきたマトリョーシカ、さっそく分解してみることにします。
開けても、


開けても、開けても、


結局こんなになりました。
入れ子のダルマのようなものとは知っていましたが、ここまで細かいとは思いませんでした。

全員整列!
自分の民芸品好きに余計な火が入りそうで恐ろしいです。








さあ、遠慮せずに