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2025年8月1日

 クルミ耳付き材テーブル



ショウルーム用に共木のクルミ材でテーブルを製作しました。
このような耳付き材の場合、木取りの仕方で表情がガラリと変わるので
今回は時間をかけて、念入りに甲板の木取りを検討しました。

またこういったタイプのテーブルの脚は、もう完成され尽くした
定番のデザインがありますが、今回は趣を変えようと思い、
丸材でスッキリした意匠を考えました。

このテーブルは甲板も脚も、10年ほど前に岩手で丸太で買い、福島で挽き、
東京で自力天然乾燥させ、それから工場で寝かせていたものです。
甲板材の隅に、身惚れてしまうような美しい虫食いの穴が出てきました。

普段なら落としてしまうようなものですが、あまりの見事さにこれを
意匠として表に出そうと思いました。そこで虫穴に透明レジンを流し込み、
固め込んでみました。

倉又史朗さんのミス・ブランチよろしく、自然のものが一瞬で
人工物に閉じ込められたような「永遠の美しさ」に少しでも近づけないかな、
と考えました。



・クルミ耳付き材テーブル
 1090w × ((650d) × 700h




2025年4月1日

 小ぶりのダイニングテーブル


建築家・根岸正典さんの案件で、山形湯野浜温泉のKAMEYA HOTELに
ダイニングテーブルを製作しました。

届いた図面は驚くほどシンプルで、製作前はどうだろう、と思いましたが
形にしてみると非常にカッコいいテーブルになりました。流石です。

シンプルな分、各部材のチリや面の取り方に気を遣い、
構造に工夫をして強度を高めてあります。


・ウォールナットテーブル
 800w × 800d × 550h
 無垢材・突板合板 / ウレタン黒拭き取り、クリア塗装

・ナラテーブル
 1000w × 600d × 550h
 無垢材・突板合板 / ウレタンクリア塗装




2024年11月27日

 サイドテーブル


フォールディングチェア用に、サイドテーブルを製作しました。

3本脚のすっきりした形と、甲板をいかに軽く見せるかにミリ単位の調整を
繰り返しました。

片手で軽く持ち上がる取り回しの良さが特徴です。
直径・高さの寸法も、○・△・□の甲板での形も、自由に製作が可能です。


・サイドテーブル
 260Φ × 600h
 ナラ材




2021年6月25日

 座卓→ダイニングテーブル改造


座卓をダイニングテーブルに改造する仕事に参加しました。

大手設計事務所にお勤めのお客様のご自宅。掘り炬燵状の座卓の
床の脚スペースに、取り外しの出来る市松ナラ無垢のふたを被せ
(設計施工はお手伝いした家具屋さん)
脚部を作り替え、巨大なナラ無垢材の天板を生かし、ダイニングテーブルに
仕立てました。

現場では、お施主さんのご子息の漢文書があちこちに掛かっていたのですが、
あまり意味が分からなくても、書を見ていると不思議な事に、その情景が
まざまざと頭に浮かびました。
言葉にできない、微妙なニュアンスまでも引き出される感覚でした。

これが本質なんだな、と思う一日でした。




2021年4月9日

 稲村ヶ崎オフィス家具


              

・ 2000wミーティングテーブル
  本体:ナラ無垢
  サイズ:2000w × 800d × 700h

・ 収納棚付きオフィスデスク
  本体:ナラ突板
  サイズ:1300w × 1200d × 1100h

・ パーテーション
  本体:ナラ無垢 / アクリルワーロン
  サイズ:890w × 650h × 90d

・ ハイテーブル
  天板:ナラ突板
  脚:スチール真鍮色塗装 /ラタン巻き
  サイズ:850mmφ × 950h


 建築設計
 早田雄次郎建築設計事務所




2020年6月15日

チェリーダイニングテーブル


工房ご近所のお客様からダイニングテーブルの注文をいただきました。
厚い天板、太く四角い脚、おおらかな雰囲気のテーブル、というご希望でした。

以前よりお話をするたびに、非常に人懐っこく来客の多いご家族だろうな、
と感じていたので、人が集まる楽しい食卓をイメージし、2000w × 700d × 700hの
大きめのサイズで製作することになりました。

形は非常にシンプルなテーブルですが、その分、長手・妻手の脚の太さ、幕板の
高さ、脚・幕板のチリ(出具合)をmm単位で調整し、一番良いプロポーション=違和感のない形にすることに腐心しました。

お客様が納品時に「カッコいい!」と喜んでくださる姿を見て、安心しました。





2019年7月10日

たためる座卓


多段スツールを注文していただいたお客様のご注文で、折りたたみ
の座卓を製作しました。


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2018年10月14日

円いダイニングテーブル



東京都北区のお客様に円卓を納品。
材料はウォールナット、直径1150mmと少々大きめの天板。
お手持ちのウェグナーの椅子に合わせたい。という事で
全体的に柔らかい表情を出した形で製作。

注文主の持ち物や雰囲気から、作るもののイメージが
湧き出ることは意外と多い。

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2018年7月23日

ダイニングテーブル



昨年、格子戸収納を納めたお宅にテーブルを納品です。

材料はクルミ。寸法は1500w × 850d × 740h。




2018年6月21日

ダイニングセットとその他、納品



ダイニングテーブルとダイニングチェア2脚、張り替えたいす4脚を長野県に
納品しました。

テーブルサイズは 長さ約1800mm × 奥行き約800mm × 高さ700mm。
天板は栗、脚と椅子はナラでの製作。

八ヶ岳の別荘用にダイニングセットを探し、あちこちの家具屋さんを見て回っていたお客様、別件で工房にいらした時、立てかけてあった栗丸太材を見て一目惚れ。
その場で椅子とテーブルの注文をいただきました。

納品したダイニングセットを目に涙を浮かべて喜んでいただき、その後も
うれしそうに撫で回してもらっているテーブル。

なんて幸せな家具なんだ、と思いました。末永くご愛用ください。


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2017年5月17日

クルミテーブル



クルミのダイニングテーブルを製作しました。
寸法は1700w × 700d 高さは脚を差し替える事で、低めのテーブル600h と、
ローテーブル320h の二通りで使用することができます。

耳付きの板材を使うので、ジョージナカシマや民芸調の形にならないように
脚のデザインには気をつかいました。
また、差し替えができる=強度に気を使わなければいけない。という点から
長手の振れを抑えることに腐心しましたが、問題なく強度を出すことができました。


ローテーブルバージョン 

今回は、2年前にクルミの桟積みをお願いしたお家のために製作しましたが
庭先で乾かしていた板材が、こんな形でテーブルになる様子を喜んで
もらえたようです。
一本の丸太から製作したため、天板はブックマッチ、脚もすべて同じ木から
製作(共木)できたのも貴重な体験でした。




2016年8月22日

ダイニング



チェリー仕様のダイニングセット。
椅子に対して、テーブルはすっきりしたデザインで製作。
子どもたちが集まるクライアント邸なので、木のブロックやパズルを意識。

撮影は鵠沼海岸の気持ちのいい平屋。

この時期の湘南の太陽、爽やかに抜ける風、すっきりした畳の部屋。
夏休みに遊びいく海のおじいちゃんちってこんな感じだろうか・・・。

そんな場所にも思いの他しっくり納まる家具たち。
部屋の調度品もあわせて、和室と洋家具というのも意外な好印象です。









撮影協力
建築設計「早田雄次郎建築設計事務所」
神奈川県藤沢市藤沢630-1 蔵まえギャラリー蔵2F
0466-27-2072

陶芸教室「柏葉窯」
東京都町田市小野路町4040-1




2016年6月19日

レッジェーラ



ウォールナットでサイドテーブルを製作。
天板が浮いているような印象にしたかったのと、お客さんの使用状況を想定して
一本脚を提案。

年老いた母上が使用されることから1500グラムの重量制限が課された珍しい仕事。
その数値はクリアーしたが、ジオ・ポンティのように家具の重量を意識する
いい機会になりました。



2015年6月12日

四角いダイニングテーブル


町田市 Iさまからのご注文でダイニングテーブルを納品しました。
ベンチはショウルームから貸し出しです。

材料はチェリー。
2000w × 900d × 660h と、大振りの天板と若干低めの寸法のテーブルです。
Iさん、あちこちの家具量販店を見て回った揚げ句、工房に来ていただきました。
最初は耳つきのクリで作ろうか、T字脚にしようか、寸法はどうしようか。と
ご夫婦でケンカ 話し合いになりました。
そして結局オーソドックスな4本脚のデザインに決定しました。






形がシンプルな分、素材のチェリーの存在感が非常に目立つテーブルになりました。
1年後には綺麗な褐色に変化していることでしょう。



そして今回、ダイニングチェアーの改造・張り替えまでご注文いただいたのですが、
注文をいただいたIさん、家具の使い心地や納まりに非常に気を使われる方で、果たしてどのような方なのだろう。と
お話を聞くと、様々なことに興味をお持ちの趣味人だと判明しました。

写真、陶芸、旅行、自転車 etc,etc・・・。
そんな方にテーブルを選んでいただき光栄に思っていたところ、一言いただきました。
「やっぱこのベンチいいね!これも作ってよ」

ごっつぁんです。
またお二人でケンカ 話し合いが始まり、仕様が決定しました。
がんばります。




2015年3月29日

耳付き材ダイニングテーブル


三重県Bさま邸、ベンチと同時に納めたのがこのダイニングテーブル。

長さ約2.1m、巾1.1mのこのテーブル。この大きさもまたお施主のB君との妙なやりとりで
決定しました。

「巾1.1m? やめとけ、そんなん使いづらいで。普通は80cmか90cmくらいが一番使いやすいって」
「いい。その丸太板で取れる一番大きい寸法で作って。とにかく大きかったらええねん!」
「そんなん・・・、絶対使いづらいと思うで」
「『ありのまま〜』がええ!」
「・・・・」

またもや押し切られる形でスタートした製作ですが、板厚もできるだけ厚く。という希望通り、板厚45mmという結構厚いものになりました。


オニグルミの優しい雰囲気と、脚部や、天板の反り止めのための吸い付き桟も
厚さ70mm角のナラ材から削り出す。という仕様になったこのテーブル。
群馬で修行していたとき耳付き材は毎日のように見ていたものですが、久々にそれで製作してみると、世界でただ一つの物を作っている、という実感が強く
自分の行く先を考えると立派な道標になってくれそうな予感がしました。







今回の2つの仕事、その大きすぎる大きさからいろいろと心配したのですが
それが全て杞憂に終わるほど、この建物はおおらかで気持ちのいい空間でした。


テーブルもベンチも末永く使ってもらえますように。



2015年1月29日

ソファーサイドテーブル・・・?




珍しい形の家具を製作しました。
先日B&Bのソファーを張り替えたお客さまからのご注文。

「ソファーに腰掛けたままでお酒を呑めるグラス置きがほしい」
「部屋に散らばりがちな雑誌、新聞、リモコンをまとめる場所がほしい」というオーダーでした。
オーソドックスなソファーサイドテーブルも考えたのですが、なにぶん巨大なソファーなもので
あまり部屋のスペースを取らない家具が欲しい。ということも条件のひとつでした。


スケッチを描いたり、試作品を作ったりいろいろ考えました。
その時、ふと、一般的にソファーの下はデッドスペースだ。という
ことに気がつき、そこに家具のベースを差し込めば邪魔にならない。と連想し、
さらに昔の国鉄の特急列車によくついていた、シートの肘に収納されている
折りたたみテーブルに考えが飛び、このような形になりました。



あまり作った事のない形なので、いちど試作品をお持ちして、使用していただ
きながら細かい仕様を煮詰めて行きました。
テーブルトップも最初は乗り物のテーブルいわく、グラス底に合わせて丸く掘り込んだのですが、最終的には全体を掘り込み。

お盆ですね。





納品も無事済んで安心しました。

今回の家具もその場所、その状況に合わせて製作する特注ものならではでした。
寸法や細部の仕様変更も可能です。
是非あなたのソファーにもいかがですか!(と、商売っ気を出してみる)




作り慣れない形のものを製作するときはいつも緊張しっぱなしですが、
それが無事納まったときはいつも体の力が抜けるほど安心します。









2014年6月5日

ギャラリーテーブル

展示テーブル納品


三重県伊賀市のギャラリー「アートスペースいが」に展示台 兼 レセプションテーブルを
納品しました。


材料はタモ材。幅2.1m、奥行き80cm。部屋の回遊を妨げない、いちばん大きいサイズ。
なかなかのヴォリュームです。


こちらのギャラリー、この7月からのオープンのため建物を新築し、準備を進めています。
建物が立ち上がり、内装を進める段階でギャラリー内部に置く展示台をどうするか、の話が出たようです。

そんな時に共通の知人のいるお施主さんと、ギャラリー設計の建築家さんがテラモトに白羽の矢を立てて製作依頼してくだすったようです。
その選考の理由が、建築にも展示の作品にも邪魔をしない家具の作風であること、という条件だったようです。

自分を前面に押し出し、すぐに飽きるような家具を作りたくないことを信条に製作をしてきた私としてはそれを聞いてなんだか嬉しくなった事を覚えています。
(商売としてはもっと目立たなければ。とも思うのですがネ)



製作は建築家さんの起こしてくれた図面を見て、家具としての納まりや材料についてのあれこれを打ち合わせてスタートしました。

無垢材のテーブルの場合、普通は天板の裏側に「吸い付き桟」という材の反り止めを入れるのですが、今回は「とにかくスッキリさせたい」という事で、厚みのでない鉄の反り止めを埋め込む事にしました。

強度を出すため、平板ではなくL型の鋼材をチョイス。

埋め込みの溝を掘り、埋め込みました。
年代物の年寄りもがんばる。



今回、普段はあまり使わないタモ材を使ったのですが、家具の形によってはあまり和の雰囲気にならない事に気がつきました。

タモ=和っぽくなる。と思っていた自分の食わず嫌いだったようです。
建築家さんなど、他の人のデザインしたものは普段の自分の発想にない刺激を受けます。
家具と建築との関係や材料のこと、いろいろと勉強になったテーブルでした。






追記
今回納品に訪れた三重県の伊賀上野、古代から交通の要所として栄え、江戸時代には伊賀上野藩の城下町として栄えただけあって市内には古い町並みが残されていました。




松尾芭蕉の生家や、板倉準三の設計した市役所庁舎など、まだまだ見たいものが
あります。
今回は往復850kmの納品でくたびれましたが、一度ゆっくりお邪魔したいものです。





ギャラリー「アートスペースいが」
三重県伊賀市上野福居町3337
0595-21-3473

建築設計「根岸正典・計画工房」
神奈川県藤沢市市川名2-1-2-4F
0466-27-0432




2014年2月19日

引き出しデスク

引き出しデスク


小さな収納の付いたデスクを製作しました。


材料はウォールナット。今回はすこし遠い、三重県からの注文です。
お客さまは高齢の方。介護施設に入られ、毎朝新聞をゆっくり読むための
テーブルが欲しい。というご注文でした。


そして、そのテーブルにはあまり大きすぎない引き出しも付けて欲しい。というお話。
お部屋を拝見すると、手紙や封筒、筆記用具や文庫本が表に出ていたことに気がつきました。
なるほど、なんとなく行き先のなさそうな小物たちを収納して、さらに座った時に邪魔にならないように、という事で幅20cm強、幕板と同じ高さの引き出しにすることにしました。

こう見えて、結構入ります。


最初、今回も角に大きな丸みを持った形で天板を製作したのですが、なぜかピンと来ない。
なぜだろう。考えました。

・・・

・・・今回はお客さんの雰囲気から、引き出しに普段はあまり使わない真鍮の
引き手を採用してみたのですが、これが家具にシャープな印象を与え、天板もシャープな形が似合うようになったことに気がつきました。


そこでもう一度材料を削り直し、再び天板を作り直したところ、全体の座りの良い形に納まりました。
いままではあまり作らなかった直線基調の家具。ウォールナットの質感とも相まって
なかなかいいな。と思ったりもしました。
こうしていろんな事に取り組んで、また新しい形に出会っていく気がします。


お客さま、「なかなか形もいいし、これで新聞もゆっくり読める」と、喜びなすった。
毎日、毎朝、ゆっくり愛でるように使っていただけることを期待しています。

2013年12月20日

カウンターテーブル納品


横浜日ノ出町のワインバー「AGRI」さんにカウンターテーブルを納品しました。

材料はチェリー。
工房のホームページ作例をご覧いただいたオーナー夫妻が「横浜Nさま邸のような形の」テーブルを、とご注文くださいました。

初めてお会いしたときは、まったくの通りすがりで作業場に寄っていただき、
さらにこんな大きなテーブルを注文された!となぜか思い込み、ご夫婦の
蛮勇に拍手しそうになったのですが、こちらの誤解でした。失礼しました。


このテーブル、いままでお店の中にあったカウンターを撤去し、その後にお使いになる。
と云うことで寸法も特殊です。
製作者と比べるとわかるでしょうか。

長さ 2200mm × 奥行き 700mm は普通ですが、高さが1050mmもあります。



 将来的には脚を切って普通のテーブルとしてお使いになることもお考えのようですが、

実物を作るまではこんな高さでバランスがきちんととれるのか不安でした。しかし実際は

ドッシリと安定したテーブルで安心しました。



形はオーソドックスなテーブルですが、寸法が大きいため、見えなくなる仕口を
少々手の込んだ頑丈なものにしてあります。

様々なお客様が出入りされるバーなので慎重を期して頑丈な作りにしたのですが、
楽しいお酒の場でいろんな場面に出くわし、たくさんの人に可愛がられてほしいと思います。 






閑話休題。 
このAGRIさんの入居している建物、真下を流れる川の流れに合わせた形と、横浜日ノ出町近くという場所柄か、かなりおもしろい雰囲気を醸し出しています。
思わず「住みたい!」と叫びました。

次は仕事抜きでお邪魔します。 嗚呼、楽しみだ。

ワインバー「AGRI」
横浜市中区宮川町1-1-203 都橋ビル2F





さあ、遠慮せずに