2016年2月2日

ふと、


随分前の事になるが、ある新聞のコラムで「時分の花・真(まこと)の花」という言葉を目にした。
能の世界で若さにまかせた一時的な芸の面白さを時分の花、逆に鍛錬を重ね、本当に
自分の身に付いた面白さを真の花と云うらしい。
これは芸の面白さだけでなく、職人の技術やもっと広義的なものにも当てはまる。

兎角、ほんの些細なことで左右されていきそうな人の指向や人生、
そのようなことをしなやかに受け流していく強さも「真の花」だろう。

果たして自分の今の立ち位置はどうなのだろう。
作業の手を止めて少し考えてみる。











さあ、遠慮せずに