2012年11月30日

箱テーブルつくり


知り合いよりお仕事をいただき、テーブルを製作しました。
ナラ材で製作しました。

一見テーブルではなくただの箱ですが、ソファーに座って縦・横の両使いができるデザインのようです。

このテーブルは板と板をつなぎ合わせる「仕口」が
あられ組みといわれる技法でデザインされています。

2枚の板にオス・メスをつくり、両手の指を組むように板を組み立てる方法です。
オス・メスに加工した板材です。

仕口の作り方はいろいろありますが、加工が終わったら
板材を組み合わせ、
指を組むように、ですね。

カンナをかけ、

その他、細かい仕上げを行ったら完成です。

写真では大きさがわかりづらいのですが、スツールと比べると大きさが少しはおわかりになるでしょうか。

普段あまりあられ組みは行わないのですが、
自分以外の方のデザインの家具を作るといろいろな勉強になります。
(慣れていない故に、加工の難易度も上がるのですが)








2012年11月22日

抹茶スツール②

色違いです


以前ご紹介した変型のスツール、10月の寺家回廊にお越しいただいた
横浜青葉区のMさまからご注文をいただきました。

ご自宅の敷地にあった古いお家を大改装され、広いスペースができたのでそこに合うスツールを探していた。との事。
ソファーほど場所をとらず、自由にレイアウトができるこのスツールを気に入っていただけたようです。


最初はご注文いただけるのかしら?と緊張していましたが、とんとん拍子にお話が進み、腕をふるって製作させていただきました。


布の見本帳から張り地を選ばれたのは奥様ですが、ご自宅のインテリアにあわせて花柄を選ばれました。
ふだんこのような柄を使用することは少ないので、3つの柄合わせなどに気を使いました。

お部屋の雰囲気によく合ったスツールになったのではないでしょうか。
張る布地で印象がガラリと変わる。これも椅子張りの魅力と思います。

張り地なども、見本帳からご自由にお選びいただけます。
張り地の種類で価格も変動いたしますので
お気軽にお問い合わせください。





2012年11月8日

1分間クッキング


最近渋柿をいただいたので、干し柿をつくることにしました。
初めての干し柿つくりです。まず皮を剥きます。

手首が痛くなったりもしながら、ヒモをからげ、

軒先にぶら下げ、10日ほど干すとできあがり!

フグなどを見てもいつも思うのですが、
食べると舌が曲がりそうな渋柿をおいしく食べるように、誰が挑戦を始めたのでしょう。

その里の勇者か、はたまたただの変わり者か。昔の人の食べ物への根気と執着には頭が下がります。




2012年11月2日

最後の一台


コーヒーテーブルを製作しました。

材料はナラ材。
近ごろ御自宅を購入された方から、「リビングに合うコーヒーテーブルを探している」と注文をいただきました。

お話を聞くと、引っ越しをされてダイニングセットもソファーもすべてそろったのに、気に入ったコーヒーテーブルだけがみつからなかったようです。
その最後のピースをTERAMOTOで製作してほしい、との事。もちろん二つ返事で引き受けました!



注文はナチュラルな木の仕上げで、柔らかな印象のテーブルがほしい、というお話。
昔似たようなテーブルを製作したことがあり、その写真をお見せすると、同じ雰囲気のテーブルがいい。と即断されました。


さっそく製作を始めましたが、このテーブル・・・

ごらんのように、丸脚に下棚がついてなかなか手間がかかることに
(作り始めてから)気がつきました。

そこはなんとか形にしたのですが、さらには完成が近づくにつれ甲板(天板)の材料に大きく色が入っていることにも気がつきました。

無垢材なのである程度の色は入ることもありますが、
結局はお客さんの雰囲気とテーブルの形にあまりにも似合わなさすぎるので、新しい材料で作り替えてしまいました。

右下にずいぶん白太と色が入っています。
この甲板、別の機会で使えたらいいナ。と考えています。

紆余曲折ありましたが無事に納まり、大喜びしていただき、私は恥ずかしくなりました。

お客さんに喜んでいただく事に早く慣れなければ。
今後の課題です。









さあ、遠慮せずに