2017年5月17日

クルミテーブル



クルミのダイニングテーブルを製作しました。
寸法は1700w × 700d 高さは脚を差し替える事で、低めのテーブル600h と、
ローテーブル320h の二通りで使用することができます。

耳付きの板材を使うので、ジョージナカシマや民芸調の形にならないように
脚のデザインには気をつかいました。
また、差し替えができる=強度に気を使わなければいけない。という点から
長手の振れを抑えることに腐心しましたが、問題なく強度を出すことができました。


ローテーブルバージョン 

今回は、2年前にクルミの桟積みをお願いしたお家のために製作しましたが
庭先で乾かしていた板材が、こんな形でテーブルになる様子を喜んで
もらえたようです。
一本の丸太から製作したため、天板はブックマッチ、脚もすべて同じ木から
製作(共木)できたのも貴重な体験でした。




2017年5月16日

コンプレッサー



最近、ふとしたご縁からいただいたコンプレッサー。
えらく貫禄があるなア、と製造年月日を見ると
「S.59/3」。

木工機械に始まり、業務用の機械は30年間当たり前のように動き続け
られるものが多い。工房の機械も中古で揃え、おそらく20年、30年
選手ばかりだろう。
その機械たちもベテラン揃いなのに、全く問題なく使うことができる。

そしていま、頑丈な製品を作っていた国内の新型機械メーカーの
ほとんどは廃業・転業している。

いいものを作ることで自社の売り上げを細めることになる。
産業構造の変化なども絡むとはいえ、皮肉な問題だ。

男前のコンプレッサーは何を想う。




さあ、遠慮せずに