2016年12月11日

座卓リメイク



座卓の脚部を2台製作。
昔、宇都宮でお屋敷を建てたとき、大工さんが床板の余り材で
製作してくれたという座卓。
クライアントがそれを譲り受け、現在の生活様式に合うように作り直せないか
相談を受けました。

折りたたみ式の脚をとりはずし、チェリー材を使い一般的なダイニングテーブルの

高さにしました。

年月が経ち、飴色に変わった松材。その存在感に負けないよう、

それほど時間をかけずに飴色に変わるチェリーを採用したのですが、
半年、一年後にどうなっているか楽しみです。




2016年12月4日

ベビーサークル三たび




中央区日本橋のお客さまからのご注文で、ベビーサークルを製作。
材料はブナ材。ご自宅の引っ越しに合わせ、内寸2000 × 1200mmの寸法で注文を受けました。
お子様用の家具なので、今回も北欧で古くから使われているソープフィニッシュで
仕上げを施しました。

お引き取りのときに「端正でキレイ」と喜んでいただいたお客さま。

世間に多々ある商品・家具の中から、自分を名指しで選んでいただくのは
いつも非常に光栄に思います。



2016年12月3日

やきもの


20年来の友人でもある陶芸家・勝田友康さんの杯を購入。
うれしくて撫で回していたのだが、ひとつ気がついた事がある。

彼のうつわは、持つ人間の手、指を美しく見せる。


毎日の作業で汚れ、傷だらけになった自分の手を見て

ふと「あ、いいなあ」と思ったのはこの時が初めてだが、
手にした杯が、ぴたりと手のひらに収まっていた。

杯の美しさが自分の手を引き立ててくれ、そして自分の指の無骨さが

うつわを引き立てていた。

杯から漂う独特の緊張感と華、そして潔さと隠し味の茶目っ気。

そんなものがまわりを美しくさせるのだろうか。

そういえば勝田さんはいつも人を引き寄せる。そして彼は自分の製作する

うつわの雰囲気によく似ている。




2016年11月27日

椅子・籐張り替え



椅子の座面張りとあわせて、時々お問い合わせのあった背中の籐張り替え。
今まで何度かお断りしてきましたが、機会があり今回挑戦してみました。
根気のいる作業でしたが、うまく張り替えができそうです。

濡れた籐の力強い生々しさと、連続する編みのパターンに目を引かれる。
連立する回廊柱のように、同じものが規則正しく並ぶものに魅力を感じます。






2016年11月22日

鉋



鉋掛けをしながらいつも、自分は鉋があまり得意じゃないなあ、と思う。
人並みには鉋掛けをしているつもりだが、だいたい四苦八苦。
他の製作者たちはもっと簡単に鉋を扱っている気がする。

昔、木工の親方に相談したときの答えはこうだった。
「?なぜ出来ないのかが分からない。ま、鉋掛けだけが木工のすべてじゃないよ」

突き放されたのか、励ましてくれたのかは判らないが、励ましてくれたものと
思っています。




2016年11月18日

チーク食器棚



杉並区のお客さまからのご注文で、チークの食器棚を製作。
仕事の関係で海外赴任や海外出張が多く、趣味として出先で食器を買い集めるため
それを置いておく場所が欲しい。というお話。
間口2mの場所一杯に収納を取り付けることになりました。

今回は取付家具、という点から天然木突板合板と無垢材の組み合わせで

食器棚を製作。
チーク材のお陰かエキゾチックな雰囲気が出たのですが、それ以上に
最近自分の家具デザインで意識している、「少しクラシックなモダンさ」という
相反する難しいカタチに近づいたような気がします。



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2016年11月15日

岩手丸太市



岩手県盛岡まで丸太の買い出しに行きました。
材料流通のもうひとつ上流を見に行くのも目的のひとつですが
「東北最大の丸太市」というだけあって、普段見ている土場の100倍以上かというような規模。
あまりにも巨大なため、広葉樹の土場だけ見たのですが、クリ・ナラ・クルミ・サクラ・・・、
おなじみの樹種に加え、アサダ・クワ・トチ・ミズメ・セン・トネリコ・ウダイ・オノオレ・ドロ・・・etc,etc

ふつうあまり目にしないものや、どんな木なのかまったく想像できないものまで、
表面を駆け足で見れば済むものでなく、広くて深い、また新しい世界が
広がっていることを実感。




そして、夜は湯治場として名高く、宮沢賢治や高村光太郎が湯浴みに通ったという

花巻温泉郷の大沢温泉に宿泊。

厳しい冬がひたりひたりと目の前まで迫っている雰囲気。

なんともいえない旅情。
名物の露天風呂の熱いお湯に肩までつかりながら、同行の木工作家さんたちと
とりとめのない話。

丸太のこと、様々な経験談。

このような機会でないと会えない人たち、聞けない話。
勉強になりました。



さあ、遠慮せずに