2025年1月23日

 古建具


古い建具を修理のため全て分解、割れたり無くなっていた
部品を製作し、ガラス溝を突き直し、組み立て直しました。

地獄ほぞ、2枚ほぞ、馬乗りの4枚ほぞ・・・。
作られてから数十年経っているだろうに、組み立ても
ぴたり、ぴたりと決まる正確な加工。

民家の外勝手戸の様な建具にもこれだけの手間を(当然のように)かける。

高性能の接着剤や電動工具で、手離れ優先の力づくで押さえ込むような
現代の木工。

自分は特に懐古主義者ではありませんが、材料や技術の変化、
それに伴う仕事や世の中の時間の流れ方の変化。

全てが行き過ぎのような気がします。




さあ、遠慮せずに