2016年9月22日

牛の生き様



ソファーの補修張り替えのために半頭裁ての牛本革を注文。
届いた荷物を開いてみると、工房の床一面に牛の形をした巨大な革が広がる。

その迫力にいつも圧倒されるが、面白いのは、やはり自然のものゆえに
一枚一枚表情が異なり、さらにライフマークが残っていることである。

しわの多い革、引っかき傷の残った革、何かに刺されたような跡。

「この牛はごろごろ横になるのが好きだったのかな」
「ここ、どこかで怪我したんだな。痛かったのかな」

裁断で傷をどう逃がすか、どこを見付に持っていくか。
そうやって革の状態を見ている時もそんなことを考えたり、なんや。






さあ、遠慮せずに