2023年1月28日

 三本脚スツール



新潟市の居酒屋「忘時庵」からのご注文で三本脚スツールを製作しました。

店舗での使用のため、強度と安定性、お酒を召し上がった方が足を引っ掛けないような形状、座り心地に試作を重ねました。

座面は表面をわずかに掘り込み、滑り止め・座り心地を確保。
意匠面でも余計な線が出ない掘り込み深さを見つけることができました。
また、座の荷重のストレスが、全て三本の貫の集合部に集中するため、強度を保たせる事に腐心しました。

諸問題をクリアーし、床の状態に左右されず安定した使い方のできる三本脚スツールが完成しました。シンプルなデザインですが、座り心地も良く、気軽に連れ回すことのできるスツールになったと思います。
ありがとうございました。


・ナラ、チェリー
・300φ × 440sh




2022年12月27日

 ダイニングチェア


ペーパーコード仕様と布張り仕様。
製作のたびに、意匠や座り心地に小改良を加え熟成させました。
実物を見ると、初期のものとは印象も変わっています。

相当量の材から削り出すため、製作が難しくなりつつあります。

・ナラ、チェリー
・ ペーパーコード、森傳布張り




2022年12月26日

ダイニングセット、カウンター下収納納品


三重県四日市市のお客さまに家具を納品しました。
ずいぶんお時間をいただきましたが、お待ちいただいて感謝です。
ありがとうございます。


全てチェリー材
・ダイニングテーブル 1650w × 850d
・ダイニングチェア  ペーパーコード仕様 布張り仕様 3脚づつ
写真撮り忘れ
・カウンター下収納   1600w × 820h × 200d




2022年10月20日

 小さいもの


あるプロモーション撮影用に約1/10の大きさのコタツを製作しています。
仕口をイモで済ませると非常に脆いため、建具用の3,6mmの角のみでほぞ穴を
掘り、ほぞで組めるようにしました。

昇降盤でほぞを切りましたが、このような小さな部材を加工しようとすると
ノコの刃も近く、機械も力があるので気をつけなければいけません。




2022年9月21日

 籐張り扉 クローゼット



クローゼットを製作しました。
上から開き収納・デスク・開き収納・引き出し収納の割り振りで設計。

中に収める荷物が通気性を必要としていたため、扉に籐シートを張り、
副次効果として狭い場所での圧迫感の軽減を狙いました。

デスク甲板の加工や、籐張り用の扉枠の製作など、手のかかる案件でしたが
思い通り、涼しげで軽快な印象になりました。

また、ダウンステーで支えたデスク部を開き、その前に座ると
部屋の開口を通して、窓の外の植栽が色鮮やかに視界に広がり、
非常に気持ちの良い場所になりました。

居心地の良い場所を作る。という意味では、建築的な家具かもしれせん。
大成功でした。


・ナラ無垢、ラワン合板、籐
・2000h × 750w × 390d




2022年8月24日

 メンテナンス


以前製作したクルミのテーブルを再研磨、オイル塗装しました。

一度サンダーを全面に当て再塗装しましたが、納得いかず再研磨、塗装。
ところがオイルが乾いた後、食器の輪染みがまだわずかに残っていること
に気がつき、今度は全面に鉋掛けを施し再塗装。

研磨中は傷は分かりませんが、オイルが乾いた後に、残った傷が出るため
何度もやり直すことになりましたが、クルミ材の美しさを再認識する
作業にもなりました。




2022年7月14日

 ひだ取りアンティーク椅子


調布市のお客さまのアンティーク椅子を張り替えました。
座面はバネが落ち、背中はひだ取りのボタン締めで、手間のかかる張り替えでした。


海外で作られた椅子というのは、たいてい合理的な発想で製作されており
そんな椅子を張り替える時、まともに組み合うと辻褄を合わせるまでに大怪我を負います。この椅子もそんな椅子でした。

通常、こういう椅子は背中下部に「巻き込み」という木部品があり、それが背中椅子張りのテンションを支えます。ところがこの椅子にはその巻き込みがありませんでした。背中左右木部に受け張りをピンと張り、そのテンションだけで上布まで支えていました。

これでは構造としてはあまりにも脆弱で、張り上がってすぐは良いかもしれませんが、長持ちしないのはあきらかでした。そこで巻き込みも追加製作することにしました。

壊れた木部修理に始まり、足りない木部品の製作、バネ下地からの完全なやり直し、その他勉強になることばかりでした。

ひだ取りの椅子張りはあまり経験がなく、実際に形に出来るか不安もありましたが
無事に張り替えが終わり、安堵しました。




さあ、遠慮せずに