2018年10月14日
円いダイニングテーブル
東京都北区のお客様に円卓を納品。
材料はウォールナット、直径1150mmと少々大きめの天板。
お手持ちのウェグナーの椅子に合わせたい。という事で
全体的に柔らかい表情を出した形で製作。
注文主の持ち物や雰囲気から、作るもののイメージが
湧き出ることは意外と多い。
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2018年10月10日
道具をつくる職人
家具屋が「特注で刃物を作る」というと、鉋や鑿ではなく、ルータービットなど
機械工具の刃物を注文することを指します。
既製品の刃物では出来ない形を削りたい場合、刃物の図面を引いて刃物屋さんに
オーダーするのですが、先日刃物をオーダーしていた仲介の木工機械屋さんから
電話が入りました。
「刃物屋さんが体調を崩して入院した。高齢でもう作れないらしい」
「・・・!」
ついにこの時が来た。と思いました。
今の時代、ネットで探せばどこかの刃物屋さんがみつかると思うのですが、
やはり馴染みのある所は、値段も安く、仕事のやり取りが容易です。
最近世間では、職人の道具を作る職人がいなくなっている事が話題に
なったりしますが、自分の回りでもこの問題が出てきました。
前述の刃物はなんとか既製品で代用できましたが、
「新しい刃物屋さん探さなくちゃ」という機械屋さんの言葉は届くのでしょうか。
どうかいい結果が出ることを願っています。
2018年9月4日
へたへたソファーの張り替え
鎌倉稲村ガ崎のお客様からお気に入りのソファー張り替えの
ご注文をいただきました。
全面カバーリングの本体に羽根クッションの載っているソファーですが、
30年程前のお買い上げ以来、カバーの交換しかされておらず、本体中身が
くたびれたためクッション材の交換を含め、全面的に張り替えることになりました。
作業はカバー下地のシーチングを剥がし、ウレタンを交換するところから
始めたのですが、そのウレタンを支えるウェービングテープは伸びきり、
木部もねじれて壊れていたので、その修理から始めることになりました。
替えるものはすべて交換し、使えるものはメンテナンスをして張り直す。
ソファー本体もクッションもしっかりと腰を取り戻し、お客様にも
喜んでいただけました。
今回はフルレストアと云ってもよい作業内容。
長さ2,4mの大きなソファーのため、搬出入で少々苦労しましたが、現場での
組み立ても無事終わり、安心しました。
(帰りのしらす丼のウマいこと!)
2018年8月22日
鳥羽の鯨
三重への帰省を利用して、内藤 廣さん設計「海の博物館」を見学しました。
ここは基本的には、三重県下の漁労者の使用していた漁労道具全般を
収蔵する博物館。
展示物を意識したのか、船底を思わせる独特の架講の建築です。
建設当時、博物館の運営は民間財団だったため、設計者の内藤さんは
「『金のない民俗系博物館』のため、来る日も来る日もコストと戦いつづけた」
と著書で表しています。
そんな苦労があったにせよ、まるで大きな鯨の胎内に潜り込んだかのような
スケールの大きさと、不思議な居心地の良さは何にも代え難いものでした。
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